2022年2月24日にヒルトンがポイントを1.6倍に調整をしました。2022年2月24日以前に公開されたブログ記事は原則、旧ポイントでの表記となっておりますこと、ご了承のほどお願い申し上げます。ポイント調整について

【中山孝志の連載】欲しい人必見!タイムシェア・リセール購入手続きのポイント(5/7)

【中山孝志の連載】欲しい人必見!タイムシェア・リセール購入手続きのポイント(5/7)

くじら倶楽部代表の中山孝志です。ここまでの連載を読んでいただき誠にありがとうございます。第5回(全7回)となる今回は、タイムシェアが欲しい人に向けて、タイムシェアのリセール購入手続きのポイントをお伝えします。

私が、今回のポイントを購入希望のお客様にお伝えしたいのは、それによって、お客様の時間を節約できるからです。もちろん弊社では、今回の内容を購入手続きの前にもご説明いたします。ですが、お客様がそのポイントを知っているかどうかで、その説明のしやすさが大きく異なります。

例えば、タイムシェアをリセール購入する場合、そのスケジュールとして約半年程度の期間が必要となるのですが、その理由が今回のポイントを読むことで事前に理解できます。

リセール購入したいお客様に、そういった基本を事前に知っていただくことによって、お客様から弊社にご相談いただく際には、より大切なことを重点的にお話しできるようになります。それが、お客さまの時間の節約につながります。

●やはり大切なのは物件選びです

やはりタイムシェアを購入する上で一番大切なことがご自身にあった物件をきちんと選べるかどうかです。一番手っ取り早いのが、当社のスタッフと相談いただくのがベストです。

ただし、タイムシェアは万人向きで無い為、向かない人には「買わない方がよいです」とストレートにお伝えしますので覚悟して下さい。

あとはご予算とお好みでも物件の選び方が変わります。車でもベンツなのか、BMWか、アウディか、或いは国産の高級車にするかは皆さんの予算と好み次第ですよね。ヒルトンのタイムシェアでも、「景色はラグーンのオーシャンフロントが好きだが、洗濯機が室内にない。なので、グランドワイキキアンのオーシャンビューを選んだ」という方もいらっしゃいます。このように「景色を取るか、機能(室内洗濯機)を取るか」は、その好みで変わるわけです。

あるいは、「どうせ買うなら一番新しいグランドアイランダーが良い」という方もいるはずです。ほか「価格が手ごろ」という理由から、夫婦二人で海が見えるカリアタワーの1ベットルームのオーシャンビューを2口買われる方もいらっしゃいます。「日中部屋でゆっくりしたいから」と室内が暑くならないマウンテンビューの安価な物件をあえて選ぶ方もいます。

このように物件にはそれぞれの特徴と良さがありますので、その点も含めて我々プロにご相談ください。

それでは、これから購入すると仮定した場合の経費や手続の流れ、買い手となる皆さんに必要な情報をご案内します。

●名義人について

物件の候補が決まったら、次に決めていただくことが名義人です。その物件の所有者を誰にするのか決める必要があるわけです。ハワイの不動産の場合は、単独所有よりも共有する方が一般的です。最低でも夫婦共有がおすすめで、お子さんを含めた家族所有も人気です。

単独所有は絶対にお勧めいたしません。その理由は、単独所有された方に、万が一の事があると、遺言の検認裁判に100万円の費用がハワイ州の裁判所で掛かるからです。タイムシェアは、不動産の扱いを受けるので、1億円の物件も中古で200万円で購入した物件も同じ検認裁判の手続を必要とします。

お子さんを名義に入れる場合には、18才以上であること、合計4人までがルールになっています。お子さんに物件を引き継がせて残すことをお考えであれば、一物件に一人ずつ名義を入れることをお勧めしています。つまり、「1つの物件に子供を2人以上を入れない方が良い」ということですが、その理由は、そうすると相続後にその物件を巡って子供同士で揉める場合があるからです。ですので、「1物件の子供1人」にすると、スムーズに残すことが可能です。

車と同じで、一緒に住んでいる時は良いのですが、子供が別々に所帯を持つようになると、「毎年の管理費などどちらが幾ら支払うか」など相談をしなければならない状態なります。そこに子供たちの配偶者(嫁さんや婿さん)が加わると喧嘩のネタを残すことになりますので、タイムシェアを残すときには1家に1物件をお勧めします。

●物件に対して申し込みを入れる

物件に申し込みを入れる前に、当社の「購入案内書」と「物件購入申込書」をご確認ください。こちらに購入時の諸注意が説明されています。見積もりについては、売出物件ページの自動見積の機能を使って頂いても良いですし、弊社スタッフに作成を依頼いただいても結構です。

特に、ポイントの使用開始年度が何年からになるか必ずご確認をお願いします。また、ポイントを丸々前オーナー様から引き継ぐ場合には、その年の或いは翌年の管理の払い戻しが必要になる場合もありますのでご注意下さい。

物件を申し込む段階からは弊社のスタッフと密に連絡を取り合い、必要に応じて電話やZoomなどで疑問点や不安な事柄を完全になくしてください。その上で申し込みのステップに進むようにしていただけたらと思います。また、これらの相談は無料ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

●物件価格$19,000の見積もりサンプル

ヒルトンのタイムシェアをリセール購入する場合、物件価格に加えて諸経費がかかります。ここでは、ラグーンタワーの2BRオーシャンビューの物件価格が$19,000として、その見積もりを参考までにご案内します。

【物件タイプ】

ラグーンタワー 2ベットルーム オーシャンビュー プラチナシーズン
8400ポイント 毎年利用 2024年利用開始 夫婦二人名義での購入

【お見積り】
$19,000.00    物件価格
$  1,590.00 登記代(登記料、ヒルトン書換料)
$     261.78    税務登録番号申請費用
$     209.42    パスポート認証費用
$  1,047.12    当社手数料
$     695.00    ヒルトン加入料
$  2,244.94    2024年管理費払い戻し(概算)
$     245.00    2024年度のクラブ年会費
$25,293.26    合計

補足:購入時にクラブ会費と合わせて2024年度の管理費が含まれますので、経費が高く感じるかもしれませんが、購入の諸経費としては物件タイプに関わらず約$4,000ほど一律で掛かります。

●納税番号の取得とパスポート認証

タイムシェアをリセールで購入する場合には、米国での納税番号が必要になり、お客様にお取りいただくことになります。その為の費用と、その番号申請にパスポートの認証コピーが必要となります。

認証コピーは、日本のアメリカ大使館か領事館にパスポートをお持ちいただくことで作れます。もしくは、弊社提携先の認証コピーを作る免許を持っている事務所にパスポートを書留で郵送するか、東京の事務所にお越しいただくことになります。

また書留でやり取りすれば、わざわざ出向く事も無く、全ての手続とやり取りをメールと郵送で完結できます。ちなみに、納税番号の取得は、名義人として登録するメンバーの中で誰かお一人が取得いただければ問題ございません。

●年間管理費について

タイムシェアをリセール購入する場合、重要になってくるのが、ポイントと管理費の扱いです。リセールの場合、その物件の売却する現オーナーがいるわけですが、そのオーナーが、売ろうとしているとしのポイントを使っているかどうかで条件が変わってくるわけです。

この点については、「基本その年のポイントを獲得する人が、年間管理費を負担する」とご理解下さい。

ただし、この管理費負担に関しては、その都度価格と合わせて確認する形になりますので例外もございます。物件価格と合わせて、この管理費の負担はとても重要なポイントとなりますので、購入時に良くご確認願います。

●ヒルトンの加入料とクラブ年会費

タイムシェア購入時の経費として、ヒルトンの加入料とクラブ年会費の2つがあります。この2つの経費は、購入代金と別に直接メンバーになった後にヒルトンに直接お支払いいただきます。

弊社では、手続き開始前の見積もりには、この2つの経費を含めております。一方で、契約時の見積もりからは外されます。その理由は、購入代金と一緒には支払いをせず、後ほどヒルトンに直接支払っていただく為です。念のため、頭に入れておいて頂ければと思います。

また、隔年(偶数年または奇数年タイプ)を購入される場合、ポイントの発生しない年でも、クラブ年会費はお支払いいただくことになります。

●スケジュール

タイムシェアのリセール購入手続きのスケジュールは、約半年ほどになります。これは、ヒルトンから正規で購入する場合よりも若干時間が掛かる結果です。

その理由として、リセール物件の購入は、通常の不動産売買と同じように売り主が個別に存在し税金などの手続もあり、ヒルトンから正規に購入する場合と比較して必要書類が多くなります。さらにヒルトンの第一先取特権の審査に約1ヶ月ほど時間が掛る為です。

以下に物件申し込みから、実際に使えるようになるID登録の完了まで、大まかなスケジュールの流れをご説明します。( )内の日にちは、1月1日を起点にした場合の具体例です。

  1. 物件の申込み(1月1日)
  2. 契約書の締結(1月5日)
  3. 頭金の支払い(1月7日)
  4. エスクロー(司法書士)口座開設(1月8日)
  5. 第一先取特権申請(1月10日)
  6. 第一先取特権の結果(1月20日)
  7. 権利関係の書類へのご署名(2月10日)
  8. 残金の決済(2月20日)
  9. 登記完了(3月30日)
  10. リゾート会社のID登録完了(4月15日)

●決済方法

弊社では、タイムシェアの購入手続きの決済は、2回に分かれます。

初回は購入申し込み時で、$1000〜(物件により異なります)をクレジットカードでお支払いいただきます。

2回目には、その残金をお支払いいただきます。タイミングとしては、権利関係の書類にご署名いただく時で、その際にハワイに送金いただきます。この場合は現金での海外送金となります。クレジットカードでの残金決済はできません。

ちなみに、リゾート会社では、カードで全額支払いが可能です。一方リセール購入の場合は、その契約手続きに司法書士の役割をするエスクロー会社が間に入ります。そのエスクロー会社が、カード決済で残金を付けつけない為、日本から海外送金でする必要があります。

●手続きは全て日本にいながら可能です

以上の手続は全て日本にいながら可能です。前述したように、メールと郵便だけで全ての手続を済ませる方も最近は多くなりました。電話での打合せやZoomでの相談を一度でもしておくことで後々の手続を安心して行うことが出来るかもしれません。

登記関係の書類と頭金の保全、代金の決済は司法書士の役割をするエスクロー会社が間に入り手続きしますので、確実に手続きを進めることが可能ですのでご安心ください。

ただし、リセールで手頃な価格で物件を探して手続きを開始しても、利用開始までには6ヶ月ほど掛かりますので、来年から使用したい方は早めに手続きを開始した方が良いです。

一回でも早く自分たちの旅行をタイムシェアで滞在することで、その分宿泊代を節約することができます。当社のスタッフに電話やZoomで相談される方の場合、物件を探し始めてから1週間で物件が決まり手続きを開始した人もかなりいらっしゃいます。

急ぐ必要はありませんが、リサーチに時間を掛けすぎたり、情報が多すぎて混乱することの無いように、信頼できる会社からの情報を元に又プロのアドバイスを受けながら安心てスムーズに、しかもストレスなく購入の手続を進めてください。

今回は、購入に掛かる経費の説明や手続きの流れ、名義人の選定のアドバイスなどをご案内させていただきました。

次回は、リゾート会社が所有する、「第一先取り特権」の説明と合わせて、タイムシェアを所有するとどのようなライフスタイルが実現できるかをご紹介します。

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