ヒルトンホテルグループのグランド・ワイレア(マウイ島)が11億ドルで売買

ヒルトンホテルグループのグランド・ワイレア(マウイ島)が11億ドルで売買

ハワイのホテル業界は、オーナーチェンジ(所有者の変更)が活発に行われているようです。ヒルトンホテルグループでも最高級レベルに位置する、マウイ島のグランドワイレアが売買されます。

マウイ島の「グランド・ワイレア・リゾート&スパ」が 11億ドルで売買契約中というニースです。

これはハワイのホテルの値段としては史上最高額です。アメリカ全土でも 3年前に19億5千万ドルで買収されたマンハッタンの「ウォルドフ・アストリア(現在ヒルトンホテルグループに加入)」に次いで史上 2番目の高額となります。

買収を予定しているのは、ニューヨークを拠点とするブラックストーン・グループ。以前に、ヒルトンホテルを買収して、一旦、上場を廃止して昨年2016年初頭に再上場させて会社です。

この会社は、世界中に 21万1千部屋の宿泊地を所有する、アメリカ有数の大手不動産投資会社の一つでもあります。
昨年はオアフ島の「タートルベイ・リゾート」をクレジット・スイス社を筆頭とする共同事業体から 3億3千万ドルで買収しています。

グランド・ワイレアを売却するのは、シンガポールの政府系ファンド「シンガポール政府投資公社(GIC Private Limited)」です。
グランド・ワイレアは 776室からなるリゾートで、11億ドルで売られた場合の一部屋の値段は 140万ドルにあたります。ハワイのホテル・リゾート投資業界の強気市場続行の兆しと見ることができるでしょう。

「よりレベルの高いサービスや製品に投資する経済力のあるブラックストーンは、高額消費の観光客をターゲットにグランド・ワイレアを改装するだろう」と KV&アソシエーツ・ホスピタリティーカウンセリングのキース・ヴィエラ社長は予測しています。

ホスピタリティー・アドバイザーズのジョセフ・トイ社長は、「ハワイは非常に洗練された見識の高い買い手をひきつけている」「投資会社がハワイの物件に将来性を見ている証だ」と分析しています。
投資会社が高額でホテルを購入するだけでなく、投資価値を高めるためにさらに資金を投入するので、ハワイの市場にとても有益であるとの見方です。


ハワイでのホテル・リゾート開発には限界があること、観光産業の多様化、客室稼働率と宿泊料金が国内でも有数の高さであることが、一流の投資会社がハワイに執着し続ける理由だとトイ氏は説明しています。

ハワイ以外の州では今年 2.2%の客室数の増加が予測されているのに対し、ハワイではわずか 0.2%の伸びになるだろうと予想されています。反対に、平均客室単価と一室あたりの平均売上高(RevPAR) は、ハワイ以外ではそれぞれ 2.7%と 2.5%の伸びが予想されていますが、ハワイでは共に 4.5%の上昇が予測されています。


中でもマウイ島のホテルはとくに好成績で、昨年 11月のマウイのRevPARは前年同期比 6.5%増しの 236ドルでした。
高級リゾート地であるワイレア地域では客室稼働率が前年同期比 4.2%増しの 83.2%まで上がりました。
RevPARは州最高の 409ドルで 13%の増加を記録し、平均客室単価も 7.5%増しの 489ドルでした。

 

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くじら倶楽部社長ブログ

Takashi Nakayama

くじら倶楽部 代表 中山孝志。千葉県柏市出身、ハワイ在住歴22年。大学在学中にオーストラリアへ1年留学、大学卒業後、日本リロケーションの駐在員として渡米。ニューヨークにて3年間在住した後、ハワイの現地不動産子会社の責任者として4年勤務。2000年より、ヒルトン グランド バケーションズ クラブのハワイ立ち上げスタッフとして入社後、国際販売部の責任者として約10年勤務。タイムシェア開発・販売のコンサルティングに長年携わってきた、ハワイのタイムシェア業界のエキスパート。→プロフィールの詳細