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アラワイ運河の将来はどうなるか?

アラワイ運河の将来はどうなるか?

地元新聞で「アラワイ運河にワイキキから歩いて渡れる橋を架ける計画」が報じられました。賛否両論あるようですが、長期的な視点に立って判断して頂けたらと思います。何十年も前の話ですが、昔は地元の子供たちが運河の中に入り水遊びをしていたと、年配の方から話を聞いています。そのような綺麗な運河に戻せたら良いなというのが私の願いです。

1 運河に掛ける橋の計画

ホノルル市が20年来検討してきた、アラワイ運河に歩行者と自転車専用の橋を架ける計画が今年いよいよ進展します。
ホノルル市議会が今年の財政予算に13万ドルの設計費用を組み入れ、残りの推定65万ドルは国の予算で賄われることが決定しました。

ワイキキとアラワイ運河の対岸、モイリーリ地区を橋で繋げる計画は賛否両論で、1990年代半ば頃から長らく議論されてきました。


増加する車、歩行者、自転車間の対立を解決すべく、2013年にホノルル交通省が実施したワイキキの地域循環の調査が、ワイキキに6本の橋を設立するか否かの議論を再燃させました。

2 ワイキキとユニバーシティ・アベニューをつなぐ

そして去年、ワイキキのカライモク・ストリートと、アラワイ運河を隔てて北のユニバーシティー・アベニューを人道橋でつなぐ計画が具体化しました。

人道橋は複数の交通機関の連携と効率的な交通体系を地域にもたらし、緊急避難ルートにもなり、ホノルル市電開通後にはハワイ大学駅からも便利だと賛成派は言います。

安全と衛生の為にアラワイ流域の活性化を図る最近の動き、複数の交通機関が連携した「マルチモーダル交通体系」を義務付ける 2009年のハワイ 「コンプリート・ストリーツ」 交通政策、交通渋滞と駐車場不足の解消のためにワイキキに交通特別改善地区を設立しようという運動などが、橋計画推進に勢いを加えました。

「様々な要因が重なり一つの成果をもたらそうとしています。交通渋滞と駐車場不足が解消され、安全が強化され、歩行者と自転車も楽に気持ちよく移動できるための新しい取り組みは望ましい。」
都市計画家であり、ワイキキ自治体のメンバーでもあるジェフ・マーズさんは橋の設置についてこう言っています。

ワイキキ自治体、ワイキキ改善協会、ハワイ自転車リーグなど、多くのワイキキ住民は橋の設立に賛成しています。しかし反対意見もあります。

 

3 反対派の意見

マックカリー・モイリーリ自治体のロン・ロックウッドさんは1990年代半ばから橋の設立に反対し続けています。
「何十年にもわたり、何百人もが反対してきました。いったい『NO』 のどの部分がわからないのでしょうか? 橋はアラワイ小学校やイオラニ・スクール、さらにはハワイ大学周辺の交通を悪化させると自治体の人々は言っている。地域がたまり場になったり犯罪要素がもたらされることを心配している人もいます。」

ダイアモンドヘッド・カパフル・セントルイスハイツ自治体のリンダ・ウォンさんも橋の設立の決定を残念に感じている一人です。
「橋の利用者が地域に駐車することによって地元の交通量が増えることを住民は心配しています。一つの橋を許せば他にも橋が増設され、アラワイの景観が壊される危惧もあります。アラワイの風景が損なわれることがあれば、それは終わりの始まりだ。」と強く主張しているそうです。

 

ハワイは自然が豊かな環境が魅力です。最近は、ワイキキやカカアコも近代化された開発が進みます。ぜひ、自然と調和の取れた開発で、バランスの取れた町になって欲しいと願っています。また、いつかアラワイ運河を綺麗にする活動に微力ながら参加できたらと思っています。

 

くじら倶楽部

中山孝志

 

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