2025年7月29日、ハワイ州全域に津波警報が発令され、緊張が走りました。震源はロシア・カムチャッカ半島沖、マグニチュード8.8（報道によっては8.7）という地震によるもので、太平洋津波警報センター（PTWC）からの発表を受けて、ハワイ州当局は午後2時43分に正式な警報を出しました。

津波は午後7時過ぎにカウアイ島北部のハナレイ湾などに到達。実際に、最大で約1.2メートル（4フィート）の波高が観測されました。幸いにも大きな被害はなかったものの、沿岸地域では避難が徹底されました。

夜には警報が津波注意報へと引き下げられ、数時間後に完全に解除されています。

津波警報発令中には、緊急警報サイレンがハワイ各地で鳴り響き、ハワイ州が発信する緊急のアラートも定期的に携帯に届きました。その音を初めて耳にしたという方も多かったかと思います。

旅行中、情報取得が限られている状況では、宿泊先のタイムシェアやホテルからの指示に注意を払う必要があります。また、太平洋津波警報センター（PTWC）、ハワイ州緊急管理局（HIEMA）、在ホノルル日本国総領事館などが発信する情報なども必要に応じて把握すると良いでしょう。

また、旅行中も飲料水、携帯バッテリー、食材などを準備しておくことで、万が一の際の対応力を高めることができます。